梅雨も明け、ようやく夏本番!みなさん、いかがお過ごしでしょうか?
千切り大根はわたしたち宮崎県の特産品です。宮崎県外の方には「切り干し大根」といった方が馴染みがあるのではないでしょうか。宮崎は日照時間、雨の少なさ、冬の最適気温と栽培条件が揃っており、何より欠かせない寒風「霧島おろし」がふくことで大根の乾燥にも非常に適していると言われています。今回はその「千切り大根の袋詰め作業」をやじろべえは行っていますので、ご紹介させていただきます。
この袋詰め作業は、ただ袋に千切り大根を入れるだけだから簡単でしょ?と思われる方も多いとは思いますが、これがなかなか…。実際やってみると想像以上に大変な作業です。
まず2mほどの巨大な筒状の塊の状態になっている千切り大根をほぐすところから始まります。それから少しずつ手に取って、細かな異物(汚れゴミ類、草木類、虫など)を除去していきます。「除去」と言っても、天日干しでカラカラになった千切り大根の中をかき分けながら取り除くのは容易ではなく、ましては異物も一緒に干されて同化している状態になるので「取り除く」より「ちぎり取る」に近い感じで作業をするので結構な力が必要になります。
ゴム手袋をした両手で、千切り大根1本の先端だけをちぎり取る作業…これを一日中…しかも毎日やり続けると、指先が痛くてたまりません。
その大変な異物取りを終え、キレイで美味しい千切り大根だけを指定された量を袋に詰め、ナンバリングと封綴じをして、やっと1袋が完成です。それを、やじろべえでは1日あたり15ケース×30袋=450袋を毎日製造させていただいています。毎日、黙々と作業を頑張られているみなさんは本当に凄いと思います。
千切り大根は、畑で作られる生産者の方々から始まり、わたしたちが製造の最後の工程を担っています。その責任を忘れないように、日々丁寧な作業を心がけ、みなさんの食卓に美味しい千切り大根を届けらえるよう、これからも努力していきます。(もしお店で見かけたらぜひ買ってくださいね!)